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・1970年に初めて購入した車は3年落ちのホンダN360(赤)。
初乗りから3か月後、伊豆下田の海水浴場への無茶なドライブと不思議な出来事にあった体験談です。
<初代N360>
●概略スペック
1.全長×全幅×全高:2995×1295×1340mm
2.ホイールベース:2000mm
3.重量:(540kg)
4.エンジン型式・種類:N360E型・直2 SOHC、空冷です。
5.排気量:354cc
6.最高出力:31ps/8500rpm
7.最大トルク:(3.2kgm/7000rpm
8.トランスミッション:4速MT
9.駆動方式:FF
9.タイヤサイズ:5.20-10-4PR
10.ブレーキ:4輪ドラム式、油圧ブレーキシステム
*新車価格:31万3000円(工場渡し)
その後、N360T(新)、その後、三菱のギャランGTO、ギャランハードトップ、セダン、BMW320i2台、530i、と乗り継いで現在はBMW318iです。
[ 無計画なドライブは事故のもと ]
・N360を購入して、3か月後の8月に、会社の同僚たちなどと伊豆下田の海水浴場へ向かうことになった。
*土曜の定時の仕事を終えて、17時にから会社を出発。日曜日に下田でテント泊して、翌実の月曜日に帰宅の予定にしてました。
しかし、目的地の下田までの道中についての計画は無し。ある程度、いけるところまで行こうということになった。
・初めてのドライブルートということもあり、道中のどこにドライブインや休む場所などがあるかわからない。現在のように、カーナビやPCなどないので調べようがない。
・道路地図を頼りに走るしかないので、行き当たりばったり。
*そして、東名→沼津IC→R136を走って、土肥の町に入ったところで、午前1時ごろとなる。
*小さな橋を渡ったところに閉店したガソリンスタンドがあり、失礼して車中泊をすることになった。
*そして、眠りについて1時間余り、突然、「ガーン,ガリガリーー!!」と、ワゴン車が目の前の橋のガードレールにぶつかった。
さらに、ぶつかった車に乗っていた連中(どうも酔っぱらっている)が、ぶつかった衝撃で、バンパーが破損したので、ハンマーか何かで、騒ぎながら叩きだしていた。
*やかましくて寝ていられない。寝込んだばかりの時に、叩き起こされ、寝ぼけていた。
しかし、ここでは休むこともできない。
*移動しようと車を出し、正面の道を右折しようとハンドルを切った。
しかし、ガードレールがなく、3Mほど下は広~い田んぼで、周辺は街頭一つなく真っ暗。
*車は、FFということもあり、異変に気が付いたときには左の前輪が落ち、仰向けになって田んぼへ転落。・・・・屋根はべコべコ、フロントガラスは砕けて落ちた。
・下の画像はイメージですが、ほとんどこのような感じ。
不幸中の幸いで、私は脛にかすり傷、そして同乗者の後輩(名前が逆井君<笑い>)は頭に軽い打撲ですんだ。
*そして、悪夢の夜が明け、ガソリンスタンドのご主人たちが、車を引き揚げるためのショベルカーを手配してくれました(本当に感謝)。
・ショベルカーの先端のバケット部分に、ワイヤーを取り付け、そのワイヤーをN360の牽引部に取り付けて引き揚げてもらいました。(費用は¥3000)
<車の状態>
田んぼに落下するときに、仰向けの状態になり、屋根から落ちたことにより、その圧力でフロントガラスが割れて飛んで、屋根は当然べコべコになりました。
しかし、エンジン駆動系、車体側面などは無事で、走行には問題なかった。
<潰れた田んぼの始末>
田んぼを所有しておられる農家のご主人が「後始末は気にしないでいい」と、許していただきました。
数十年たった今でも、まことに、ご迷惑をかけて申し訳けなかったと、思ってます。
[こんなことがあるのか!2つの経験]
車は、屋根がへこみ、フロントガラスは無くなりましたが、十分に走れるので、目的地の下田へ向かいました。
その途中で、伊豆の遠い沖の方に台風が通過している影響で雨が時々降ってきてフロントガラスのない窓から容赦なく入ってきた。
しかし、それより、対向車線をパトカーが走ってきたときは緊張しましたね。なぜかというと、フロントガラスが無いということは、整備不良違反。
とっさに、ワイパーを動かし、ガラスがあるようにゴマカシ、気づかれずにすんだ。
そして、無事に日も暮れ始めた、下田の海水浴場へ到着。
さっそく、砂浜にテントを張ろうと、準備を始めたとき、暗くなった土手の方から「高波が来るので、土手の方にした方がいいよ」と声が聞こえたので素直に移動した。
しかし、周囲は暗くなり、砂浜には、すでにテントが10張り以上貼られていて、テントの中では、麻雀で遊ぶ音や楽しそうな笑い声が聞こえていた。
夕飯を済ませ、土手から20~30m先の波打ち際で談笑していると、台風の影響か海鳴りが聞こえていた。
そして、沖の方を見ていると、突然、暗い海の海面に白い帯が見えたのと同時に、ザッザッーと波の大きな音が襲ってきた。
「土手へ逃げろー!」と一目散に走り、土手に上がった直後、大波が土手の5~60Cmぐらい駆け上がってきて退いていった。
*浜にあったテントは倒され、悲鳴が上がり、大騒ぎ。しかし、物が流される程度で人には影響なかったのは幸いだった。
<謎>
●テントを張る前に、暗くなった土手の方から「高波が来るので、土手の上にした方がいいよ」と声が聞こえた。今でも、誰だったかわからない。
( 襲ってきた高波は1回だけ、その後は穏やかな浜になっていた )
*翌日、フロントガラスのない車で帰ることはできないので、下田の修理工場に修理を依頼して電車で帰宅。
ところが、家族が買ったばかりの車で出かけた者が、電車で帰宅となれば何があったかと心配するのではないかとおもったが・・・。
「お前の2階の部屋で夜中に、大きな物が落ちたような音がした。大きなケガをしないでよかった」と、何かあったと気付いていたようです。
*そして、数日後、修理に出した車を清掃していて、身代わり不動尊の交通お守りのお札が真っ黒になっていたことを覚えています。
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